どんな病気? 病気の概要■ 血液からの感染が大半です日本での感染者数は150万人とも言われています。感染者の30〜40%に輸血の経験があります。ただし、現在は献血時の検査の実施により、輸血での感染は減少しています。麻薬などの注射器の使いまわしで、感染する可能性が高くなります。 ■ 性行為による感染率は低い感染の可能性はありますが、感染率は低いと考えられています。 ■ 慢性化することが多いC型肝炎は症状が軽いものの、感染者の7割前後は慢性化し、肝硬変から肝臓がんに進む可能性が高いので、注意が必要です。肝臓がんによる死亡者数は年間3万人を超え増加傾向にありますが、その8割がC型肝炎をともなっています。 どんな症状がでるの? 病気の症状どうやってうつるの?
感染したらどうなるの?男性、女性、ともに同じような症状が出ます。個人差があり、症状が出るまで約1〜6ヶ月かかります。 主な症状全身倦怠(だるさ)、食欲がない、微熱程度の発熱、関節痛、赤褐色(赤く濃い色)の尿が出る、黄疸(体や白目が黄色っぽくなる) など 症状を起こす人は感染者の約3分の1と言われ、感染者の半数以上は症状が出ないまま、自然に治ります。肝臓疾患の目安となる、GPTやGOTなどの値が異常に高い場合や、黄疸の症状がある時は入院します。 一般的には安静にしていれば、症状が出てから2〜3ヶ月で自然に治ります。 ただし、まれに劇症化(肝臓の炎症が非常に強くなり、肝細胞のほとんどが死んでしまう)することがあり、肝臓移植を行わない場合の死亡率は60〜70%となります。 |
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