どんな病気? 病気の概要性器や肛門周辺にニワトリのトサカ(カリフラワー状)もしくは乳頭のようなイボができます。 ■ 女性の感染率の上昇全性感染症感染者数の5%を占めると言われ、特に女性の感染者が増えてきています。母子感染の可能性もあり、新生児に産道感染することもあります。 ■ 治療を行っても再発することが多いウイルスを完全に取り除くことは難しく、3ヶ月以内に約25%が再発します。 ■ あらゆる性行為により感染します主にセックス、アナルセックス、フェラチオなどにより感染しますが、皮ふの傷口から感染することもあります。良性の「ヒトパピローマウイルス」が感染源となっています。 ■ がんとの関係?最近の研究で悪性の「ヒトパピローマウイルス」と子宮頸がんとの関係が報告されています。 どんな症状がでるの? 病気の症状男性、女性、ともに同じような症状が出ます。うすピンク色または茶色のニワトリのトサカ状(カリフラワー状)か乳頭状(おわんを伏せた形)のイボができます。軽い痛みやかゆみがある場合もありますが、自覚症状はほとんどありません。 症状の出る場所
また、男女の肛門内や肛門周辺、尿道口にできることもあります。進行するとイボは徐々に大きくなり、数も増えていきます。治療としては表面のイボを取り除くことしかできず、再発する可能性が高いSTD(性感染症)です。 ■HPV(ヒトパピローマウイルス)について尖形コンジローマの感染源は、HPV(ヒトパピローマウイルス)といい、良性型と悪性型に分けられます。尖形コンジローマは良性型HPVが感染源です。 最近、悪性型HPVの感染が若者の間で広がりはじめ、その結果子宮頸がんの発生が増加している、といわれています。感染者の7〜9割は自然に治りますが、1〜3割はがんへの注意が必要になります。 口腔への感染オーラルセックスにより感染する可能性があります。悪性型HPVの感染は、口腔がんの発生の可能性につながるといわれています。 |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||