どんな病気? 病気の概要■ 男性に多いSTD(性感染症)です25-29歳の男性では250人に1人が、年に1回自覚症状のある感染をしている、との報告があります。 ■ 1回のセックスでの感染率が30%といわれている淋病はクラミジアとの同時感染が20〜30%と高く、女性の場合は無症状が多いため、知らないうちにパートナーへ感染させることもあります。 ■ 治療せずにほっておくと、男性は無精子症、女性では不妊症や子宮外妊娠の原因となります■ あらゆる性行為により感染しますセックス、アナルセックス、フェラチオなどにより感染します。風俗女性のフェラチオによる、口からの感染が増加しています。出産時の母子感染もあります。 どんな症状がでるの? 病気の症状男性の発生箇所男性が主に感染するところは尿道です。尿道炎や精巣上体炎(副睾丸炎)などになります。 主な症状
尿道から出るうみの量は多く、白っぽい色(やや黄色気味の場合もあります)で、粘り気があります。治療せずに放っておくと、前立腺炎や血精液症(血精液症参照)になることもあります。また、精巣上体炎では陰のう部が激しく痛む場合があり、治療後に無精子症になることもあります。 女性の発生箇所女性の場合は、子宮頸管 (子宮入口の管)へ感染し、子宮頸管炎をおこします。その後、腹腔内に進入し、骨盤内で様々な症状が出ます。尿道炎を併発することも少なくありません。 主な症状
感染したまま放っておくと卵管炎や骨盤腹膜炎をおこし、子宮外妊娠や不妊症の原因にもなります。ただし、女性の感染者の多くは症状が出ないと言われています。 咽喉(のど)への感染オーラルセックスなどにより咽頭(のど)の淋菌感染が増加しています。女性が男性に対してフェラチオした場合、(1)男性の性器から女性の咽頭に感染する可能性と(2)女性の咽頭から男性の性器に感染する可能性があります。 主な症状
ただし淋菌感染の場合、症状が出ない場合が多いようです。また、性器において淋菌に感染している男女の30%は咽頭から淋菌が検出されたとの報告もあります。性器感染に比べ、治療に時間がかかるといわれています。 |
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